今回はEDMに限らず、DAWを使用した音楽制作に役立つ、無料のフリープラグインを探してみました。
1.DTMでよく耳にするVSTプラグインとは?
フリープラグインといえば、ほぼVSTプラグインのことを指します。
VSTプラグインとは、音楽ソフトメーカーであるSteinberg社が提唱するプラグイン規格
Virtual Studio Technology
略してVST(ブイエスティ)プラグインと一般的に呼ばれています。
主要なDAWソフトのほとんどでサポートされているプラグイン規格で、
ありとあらゆる種類のものが、様々な開発者によって生み出されています。
VSTプラグインは大きく3つに分けられます。
・ソフトウェア音源であるVSTインストゥルメント
・オーディオエフェクトであるVSTエフェクト
・打ち込んだノートにアルペジエイターを施したりするVSTMIDIエフェクト
大体VSTプラグインといえば、ほとんどが、
VSTインストゥルメントとVSTエフェクトのことを指しています。
そこで、今回はVSTインストゥルメントでも、これはマストで入れておきたい!
というソフトシンセを紹介していきます。
おそらくEDMなどダンスミュージックを音楽制作されている方の間では、
定番だと思われるフリーVSTインストゥルメントを挙げていきたいと思います。
2.「Synth1」
DAWで音楽制作を始めて、フリーのソフトシンセを漁ってみようとすると、
かなりの頻度で見かけるのではないかと思います。
国産VSTインストゥルメントの雄「Synth1」です。
とにかく入門者にもシンセサイザーの仕組みがわかりやすくまとめられています。
シンセの構造を「Synth1」で覚えたという方も、かなりいらっしゃるのではないかというくらい、
フリープラグインではメジャーな存在です。
3.「SuperWAVE P8」
トランス系の音楽制作ではかなり重宝されていたことで有名な、ソフトシンセです。
プリセット音が秀逸で、どれもクオリティが高く、ちょこっと手を加えるだけで、
即戦力なサウンドが満載されています。
最近のEDMサウンドにも十分活用できるポテンシャルを秘めていると思います。
4.「Piano One」
YAMAHAのグランドピアノをモデリングしたという、フリーVSTプラグインのピアノ音源です。
ベロシティを細かく調整すると、かなりリアルなサウンドも奏でてくれます。
そこへさらにリバーブなど掛けていくと、十分トラック制作にも威力を発揮してくれるのではないかと思います。
多少エディットすることも可能なので、サスティンの残り具合などをお好みに調整していくのありですね。
5.まとめ
まだまだ、紹介したいVSTプラグインが山のようにありますが、今日はここまでにします。
基本的に音楽機材などは値段に比例して、サウンドのクオリティも上がっていくような分野ですが、
出音重視でいくとすると、けっこうフリーVSTというのも面白いかもしれません。
個人的には、お金をかけずにどれだけトラックをカッコよくするかという部分への関心が深いです。
いろいろ触っているとかなりサウンド作りの勉強にもなるので、
ぜひフリーVSTプラグインも研究していきたいですね!