イギリスの音楽療法学会において、科学的に証明されている癒し効果がある音楽、というのがあるんですね!
その音楽というのは、マルコニ・ユニオンが作曲した「Weightless(ウェイトレス)」という曲です。
無重力という曲名ですが、実際に聞いてみると確かに抽象的な音楽で、目を瞑って聴いていると、どこかリラックスできてしまう感覚を覚えます。
1.「マルコニ・ユニオン:ウェイトレス」の効果
数年前の実験では、難しいパズルを被験者40人の女性に解いてもらい、ストレスレベルがMaxに達したところで、いくつかの音楽を聞いてもらったそうです。
すると、モーツァルトや癒し系アーティストの代表的存在であるエンヤの音楽よりも、この曲を聞いた方が被験者たちのストレスレベルは低くなったそうなんですね。
さらに安眠効果もあるようで、被験者の多くはウェイトレスを聞きながら眠くなってしまったそうです。
2.「マルコニ・ユニオン:ウェイトレス」MVの映像美
映像も独特で、視覚的にもリラックスできそうな雰囲気です。
音量が出せれば、大きめで聴くか、しっかりしたヘッドホンなどで聴くと、より効果的だと思います。
3.まとめ
ザックリと調べてみたのですが、この曲のBPMが58くらいで、これは人間のリラックス時の鼓動と同じくらいですね。
スマホアプリのスペクトルアナライザーで周波数分布をザックリと見てみたところ、倍音成分である高周波数帯がばっさりと無い状態で、およそ4kHz以下の帯域でした。
つまり、派手な耳障りな音が鳴ってない状態で、自分の脈拍とシンクロするくらいのテンポです。
人間のリラックス時の脳波がα波で8Hzから14Hzの周波数の領域といわれているので、おそらく、倍音の重ね方もα波の周波数を元としたものを重ねているのではないかと思われます。
なんとなく、この結果からも癒される音楽ということが納得できる気がします。