前回、美メロを生み出すテクニックということを紹介してきました。
今回はその補足をいくつかお話していきたいと思います。
1.メロディライン作りにオススメ 「四七抜き音階」
四七抜き音階ってきいたことありますか?
この音階は、日本古来から使われてきたといわれている音階で、J-POPのメロディ作りでも多用されている音階です。
また、メジャーペンタトニックスケールとも呼ばれていて、楽曲のソロフレーズを演奏するときにも多用される音階のひとつです。
メジャーペンタトニックスケールとは?
この四七抜き音階は、メロディラインが作りやすいという特徴を持っているので、この音階上の音を、適当に並べていくだけでも、かなりいい感じのフレーズになります。
それではドレミでいうと、どの音を鳴らしていけばいいかお話していきます。
前回、ダイアトニックスケールのお話をしました。
そして、1・2・3・5の音は滞空時間が長く鳴らせるよと、お伝えしました。
そこにさらに6の音を加えることにより、四七抜き音階が完成します。
まとめると、
ドレミファソラシド
1234 5678
の中から、
ド レ ミ ソ ラ
1 2 3 5 6
だけで音階を作るということです。
ぜひ、この四七抜き音階をバンバン使って、心地よいメロディラインの引き出しを広げていきましょう!
2.四七抜き音階を並べ替えてメロディラインを組み立てる
実はこの四七抜き音階、並べ替えるとマイナーペンタトニックスケールという音階に、様変わりするんです!
6の音であるラの音を左に持ってきます。
つまり、
ド レ ミ ソ ラ
1 2 3 5 6
↓
ラ ド レ ミ ソ
6 1 2 3 5
こんな感じです。
長調と短調は主音に注目しよう!
これは何を意味しているのかというと、主音が変わることを意味します。
主音というのは、ある音階が長調なのか短調なのかを識別する主役になる音です。
ようするに、曲のキーにとってそのキーを感じさせる音になります。
いまは特に調号がついてないドレミファソラシドの音階なので、
長調(メジャースケール)
- ドレミファソラシ
- 1234 567
短調(マイナースケール)
- ラシドレミファソ
- 671234 5
これがキーになります。
3.まとめ
というわけで、四七抜き音階を並べ替えるということは、
キーの感じ方が変わるということがいえます。
曲の印象が変化すると思うので、ぜひ試してみてください!