前回まで、リズムパートにおける基本的なビート作りをお伝えしてきました。
ビートができても、ただそれだけをループしてるだけでは、トラックにメリハリがつきません。
1.フィルイン=オカズフレーズ!
そこで重要になってくるのが、
フィルイン=オカズフレーズ
これです。
フィルインはトラックを盛り上げたり、曲の展開場面をドラマチックに聴かせたりなど、
リスナーをより曲にひきつける役割を持っています。
フィルインは行き着くところ、ある程度アイデア勝負になってきますが、
もちろん、定番パターンというのも存在するので、今回はそこらへんを2種類、紹介していこうと思います。
2.フィルイン「連打パターン」
まず、ひとつめです。
「連打パターン」
これは、一定の音符単位で一定にストローク(連打)させるものです。
4分音符、8部音符、16分音符、32部音符、3連8分音符、3連16分音符
あたりの組み合わせがよく用いられます。
基本パターンとしては、曲の途中で曲が展開する部分、AメロからBメロに移るところとかですね。
その変わり目の、手前4小節を使って連打の仕方が変化していくパターンが多いです。
3.フィルイン「連打+音色変化パターン」
ふたつめは、
「連打+音色変化」
連打をしつつ、その連打音が徐々にサウンドが変化していくというのも、
常套手段として、よく使われるテクニックです。
音色変化させる要素としては
・ピッチ
・フィルター
・デュレーション(音の長さ)
・ベロシティ
・ボリューム
・エフェクト(リバーブ量など)
などなど、変化をつけられる要素としては枚挙に暇がありません。
これらを駆使して、トラックの高揚感を高めていくんですね!
4.フィルインの実例パターン動画
簡単にですが、動画にて定番の連打パターンの鳴らし方と、音色変化のいじり方を実演しています。
のめりこむと奥深いのがリズムパートですが、飽くなき探究心を持って、音楽制作に勤しみたいですね!