DTMを始めるためには、音楽制作ソフトであるDAWソフトが必要になります。
DAWソフトには、Cubase、Logic pro x、Studio One、Pro tools、ableton live、FL STUDIOなど様々なものがあります。
そのDAWソフトを使用するために、どうしても必要となるのがPCです。
PCの種類は大きく2つに分かれます。
WindowsとMacです。
基本的に、どちらのPCでも音楽制作を行うには問題ないでしょう。
あとは、困ったときに相談できる友人、仲間と同じPCが、DTMを始めるハードルを下げてくれるかもしれません。
この記事が役立つ人:
- DTM初心者の人
- どのPCを購入しようか迷っている人
- DAW選びで迷っている人
- PC音痴だと感じている人
1.DTMを始めるためのPCスペック
1つ目のPCからいきます。
現在の音楽制作においては、OSがWindowsでもMacのどちらでも、性能的にそれほど大差がないので、自分が使いたいと思うDAWソフトに合わせて、選択するといいと思います。
ちなみに、僕の場合OSはWindows7をメインに使用しています。
あとは音楽制作するためのPCスペックが重要になってきます。
以下に、2014年現在での音楽制作を始めるにあたっての、理想的なスペックを紹介しておきます。
CPU>Core i7 or Core i5
メモリ>8GB以上
HDD>OS領域がSSD240GB以上、データ領域が1TB以上
グラフィック>できればNVIDIA GeForce等のデュアルモニタ対応グラフィックカード
ディスプレイ>23インチ以上のモニターを2台
もちろん、このスペックはあくまで快適に音楽制作を進めていくためのものであって、これを満たさないからといって、音楽制作が難しいというわけではありません。
2.DTMにおすすめなPCとは?
上記でのPCスペックを踏まえた上で、初心者が選ぶとしたら国産PCかMacがおすすめかと思います。
また、PCを選ぶ際は、自分の目指す音楽性によって扱いやすいDAWソフトも変わってくるため、PC選びとDAW選定は切っても切れない関係にあります。
例えば、国産PCでわりと評判が良いのが、マウスコンピューターのPC。
ゲーミングPCをはじめ、クリエイター向けの構成のPCも豊富にラインナップしていて、予算と合わせても選びやすいかなと思います。
クリエイター向けブランド 「DAIV」 TOP
24時間電話サポートなど、PCに不慣れな方でも、気軽にサポートを受けられる体制が整えられているようで、とても心強いですね。
3.EDMに適したDAWソフトとは?
関連記事:DTMer初心者こそ無料フリーソフトDAWを選んではいけない!2つ目のDAWソフトですが、これがまたピンからキリまであるので、選び方のコツをお伝えしていきます。
まず、大きく分けてDAWソフトは2種類に分類することができます。
1.ワークステーション型
と
2.DJトラックメイク型
基本的にどちらも結果的に同じことができるのですが、それぞれ操作的なところでスムーズさが異なってきます。
1.ワークステーション型の代表的なDAWソフト
1台でオールラウンドにMIDIの打ち込みから、歌や楽器のレコーディングまで、音楽制作の全工程を緻密に編集することができます。
操作感としては、ひとつひとつの機能がきっちりしていて、音楽知識やレコーディング知識をベースに音を構築していくイメージです。
代表的なDAWとしては、
Apple Logic Pro X
メインPCはMacを使っているという方はお馴染み「Logic Pro X」です。
MacでDTMを本格的にはじめようと思ったら、まず名前が挙がるDAWかと思います。
Apple純正DAWソフトなので、安定して動作もスムーズで、操作性もMacOSらしく直感的にクリエイターのイメージを具現化しやすいです。
steinberg CUBASE PRO 9
現在、日本でナンバー1シェアを誇るDAWです。
知り合いにDTMerがいたら、かなりの確率で「Cubase」を使用している可能性が高いです。
ユーザーが多いということは、トラブルシューティングの実例も多くなるので、なにか困ったときに解決例を見つけやすいです。
なので、DTMビギナーにオススメなDAWになります。
AVID Pro Tools
音楽業界標準DAWです。
業務スタジオのほとんどに導入されています。
バンドマンなどで、今後、スタジオレコーディングも行って、音作りは自宅でじっくり進めたい!みたいな人には必須になってきます。
最近は、かなり打ち込み機能も充実してきましたが、どちらかというとレコーディングソフトの感覚が強いです。
ただし、サウンド編集機能はほんと強力です!
CAKEWALK SONAR PLATINUM
残念ながら、2017年11月17日に開発終了がアナウンスされてしまいましたが、Windowsでは老舗DAWソフトです。
しかし、現在はシンガポールのBandlabに買収されたことによりCakewalk by Bandlabとして、サービスが継続されています。
PreSonus Studio One
初期のCubaseの開発者であったヴォルフガング・クンドゥルス氏が生み出したDAWです。
後発のDAWなだけに、初心者にもとっつきやすい洗練された作りになっています。
無料体験版であるSTUDIO ONE PRIMEだと、ASIO非対応、VST非対応なのが惜しいところです。
これら以外にもいくつかDAWソフトがありますが、使用されているシェアとしては、ここら辺が多いのではないかと思います。
2.DJトラックメイク型の代表的なDAWソフト
こちらは上のDAW達よりも、より直感的な操作性に重点が置かれた作りとなっています。
制作スタイルとしては、頭の中で曲を練って楽曲として構築していくというより、思いついたリズムやフレーズを再生させながら、どんどん付け加えていって、ノリ重視で楽曲にまとめていくというような流れになります。
代表的なソフトは、
ableton Live 9
DJ兼トラックメイカー御用達DAWです。
とにかく音ネタをサンプリングしてからトラックとして組み立てるまでのプロセスがメチャクチャ速いです!
ImageLine FL STUDIO 20
実は、海外音楽情報サイト「MusicRadar」の2017年「世界で最も優れたDAW」アンケート結果で堂々1位に輝くというEDM制作では人気のDAWです。
多くの海外トップDJによるトラックメイクに使用されています。
とにかくトラック制作を直感的にビシバシ進めていきたい!という人に超オススメDAWです!
特に最近のEDMクリエイターがこぞって使用することが多いのが、Ableton Live。
専用MIDIコントローラーも豊富にリリースされていて、ほとんど画面を見なくても、トラックメイクできてしまうほどです。
関連記事:EDM作曲定番ソフト FL STUDIO 12.5が公式リリースされました!オススメ機能の紹介!スポンサーリンク
EDM での作曲 トラックメイクに必要なものと主要なDAW紹介 まとめ
DAWには大きく分けて、ワークステーション型とDJトラックメイク型があって、オールジャンルで音楽知識に基づいて、じっくり音楽制作を進めたければ、ワークステーション型。
直感的にビシバシと音楽制作を進めていきたい場合は、DJトラックメイク型を選択すると作業がとてもスムーズではないでしょうか。
どうしても始めはわからないところからなので、自分に合うDAWはどれかスゴく悩むと思います。
しかし、ほとんどのDAWソフトは体験版ダウンロードなどが用意されていたりするので、事前に操作の具合も確認できると思います。
これから音楽制作の右腕となってくれるDAWソフトなので、本当に自分が使いやすいものに出会いたいですね!
次回、EDM での作曲 トラックメイクに必要なもの②では、3つ目のオーディオインターフェースから続きを紹介していきます。
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