1.Cakewalk by BandLabとしてSONARが無料リリース!
2018年4月4日から旧Cakewalk SONARがCakewalk by BandLabとして無料リリースされました!
昨年11月末の開発終了のニュース以来(関連記事:SONAR開発終了からのDAW乗り換えガイドをまとめてみた)、長年のSOANRユーザーは、これからの音楽制作でメインDAWをどうすべきか?と、とても悩まれた方もたくさんいらっしゃると思います。
このタイミングで他DAWへの乗り換えを検討、もしくは既に乗り換え完了してしまった方もいると思います。
しかし、3月にBandlabがGibsonからのCakewalk買収を発表して、1カ月程度で無料リリースに至りました!
さすがスマホアプリのメーカーのスピード感は凄いですね。
まずは、従来からのSONARユーザーである僕は、とりあえずインストールを決行してみました。
2.Cakewalk by BandLabのインストール方法
Cakewalk by Bandlabをインストールするためには、Bandlabユーザーである必要があります。
そのため、Bandlabアカウントを作成す必要があります。
それではCakewalk by Bandlabのインストール手順を確認していきましょう!
1.Bandlabアカウントの作成
https://cakewalk.bandlab.com/ へアクセスします。
右上のサインアップをクリックして、ユーザーネーム、メールアドレス、パスワードを登録する。
2.BandLabユーザーアプリをインストールする
Cakewalk by BandLabをインストールするためには、Bandlabユーザーアプリを介して行うことになります。
インストール手順も簡潔に紹介してくれます。
3.Bandlabユーザーアプリからインストール
Bandlabユーザーアプリを起動して「Apps」ページを開くと、Cakewalk by Bandlabのインストールにアクセスできます。
ここからは、Windowsアプリのインストール手順の流れとなります。
3.Cakewalk by BandLabの使用可能な機能
ほぼSONAR Platinumです!
大きく異なるのは、大幅にプラグインが減ったことと、Melodyneが無くなってしまったことでしょうか。
しかし、SONARの優れた基本機能であるPROチャンネルはそのまま継承されています。
おそらく、サードパーティ製プラグインを取っ払ってしまったSONAR Platinumの英語版と考えていただくと解りやすいかと思います。
1.一番の目玉はTH3!
TH3 Cakewalk Editionが付属してくるので、アンプシミュレーターを必要とするクリエイターには、これだけのためにCakewalk by Bandlabをインストールする価値があると思います!
2.Cakewalk by BandLab無料だから不具合だらけでは?
いいえ、それは杞憂にすぎません!
元々、Windows専用DAWソフトということもあり、操作中に突然ブルースクリーンになるとか、すぐにアプリが落ちるとか、小1時間いろいろ触ってましたが全く問題ありませんでした。
もちろん、ヘビーにプラグインを大量に使用するプロジェクトなどは、そりゃ動作が不安定になることは当たり前でして、とりあえず基本的な音楽制作する上で、致命的な不具合を発見することはできませんでした。
4.Cakewalk by BandLabの現状でのメリットとデメリット
一通り、Cakewalk by Bandlabのインストール手順をおさらいしてきました。
ほんとSONAR1からのユーザーからすると、今回のSONAR復活劇は、なんとも喜ばしい流れとなりました。
さて、最後に今回の無料リリースされたCakewalk by Bandlabをインストールしてみて、現状でのメリット、デメリットを挙げてみようと思います。
Cakewalk by Bandlabのメリット
TH3 Cakewalk Editionが使用可能
VSTプラグインが使用可能
おそらく、無料DAWアプリでライバルとなるのが、Presonus Studio One Primeでしょうか。
Studio One Primeは初心者にもとっつきやすい洗練されたDAWですが、VSTプラグインを拡張できないのがネックです。
対して、Cakewalk by Bandlabはプラグインが少々物足りないとしても、上位グレードのDAWであることに変わりがないほどの充実した機能が豊富です。
Cakewalk by Bandlabのデメリット
前バージョンとの引継ぎトラブル
メニューが英語表記
今後、どんどんと改善されていくことと思いますが、いくつか気になる点がありました。
まず、メニューの英語表記。
DTM入門者からすると、英語表記なだけで敬遠してしまいがちです。
SONAR Platinumでは日本語に完全に対応されていたので、おそらく解決されるのも時間の問題だと予想されます。
どうしても日本語対応させたいという方は、すでに検証されている方もいらっしゃるようなので、そちらもご確認ください。
まだまだ、開発元が移行されて間もないので、Cakewalk by Bandlabはいろいろ改善点がありますが、旧SONARユーザーもやっぱり使い続けて良かったと思えるような展開に期待したいですね!