先日、スタバで作業しようと思い、愛用のVAIO Zを開いたら、なんと!「C/そ」キーがディスプレイにひっついてました!
一瞬、何が起きたのか目を疑いましたが、すぐに要修理な事案が発生したのだと状況を飲み込むことができました。
なかなかキートップが壊れるという経験がなかったので、備忘録として自分でのキートップ修理の顛末を残しておきます。
1.まずはVAIOサポート窓口へ問い合わせ
ガビョーン!
なんと!キートップが剥がれてくるのです。
パチッとははまるものの、キートップ手前側を押し込むと、またすぐに外れてきます。。。
なにはともあれ、保証期間内だったので、VAIOサポート窓口へ問い合わせ。
VAIO修理サポート問い合わせへ
まずはVAIOサポート窓口をググって、問い合わせ窓口へレッツゴーです。
VAIOサポートページにアクセスすると、
Q&A(よくあるご質問)で検索する
Webフォームでのお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
の3つの項目があります。
自己解決できそうなトラブルはQ&Aを閲覧すれば、大抵は解決できそうです。
お電話でのお問い合わせは、PC本体裏にラベルシールが貼られていて、ラベル上に問い合わせ先URLとQRコードが記載されているようです。
相当の緊急を要する場合で無い限り、Webフォームでの問い合わせがもっともスムーズな気がします。
返信は24時間以内に返してくれるということなので、何かトラブルが起きた場合は、Webフォームから症状を連絡して返信を待ちましょう。
今回はキートップ破損の可能性が高かったので、わりとタイムラグがありましたが、購入直後にタッチパネルが故障したときは、サポートからは1~2時間くらいで返信があった記憶があり、事案によってはわりと対応が迅速な印象を受けました。
キーボード修理か?部品購入か?
問い合わせの返信には、
本体をお預かりしての点検・修理か本体ごとお預かりせず、キートップのみの有償発送対応が可能です。
とのことだったので、スケジュール的に手放せない状況だったので、キートップのみの有償発送で対応してもらいました。
一応、調べてみたところ、サポートの修理ページではVJZ13Aモデルで
キーボード交換 35,000円+税
とあったので、もし全交換となったら大変な出費です!
状況的にキートップのみの破損の可能性が高いとのことだったので、部品購入という流れで進めました。
ちなみに、キートップ1個で
C/そキー 1,188円(税込)
でした。
問い合わせから2日後には配達されました。対応速い!
2.キートップの分解
新品キートップを取り付けるために、若干の作業が必要となります。
VAIO Z(VJZ13A)のキートップの構造
まずは状態確認。
本体側のパンタグラフは問題なそうな様子です。
サポートから届いた新品キートップ(右)と外れてきた元のキートップ(左)。
元のキートップは上部の爪の部分が折れてしまってますね。
触ってみたら、上部の爪は全てグラグラしていました。
爪の折れが原因だったようです。
ちなみに、新品キートップはパンタグラフが取り付けされた状態で送られてきました。
今回は、本体側のパンタグラフが問題なかったので、新品キートップのパンタグラフを取り外して、キートップのみ取り付けてみました。
しかし、樹脂製のため、無理な力を加えると、すぐにバキッと壊してしまいそうなので、10分くらい構造をくまなく調べてみた結果。
100均の精密ドライバーの極小マイナスを使って、爪がひっかっかっている部分を持ち上げてみると、案外、簡単に取り外すことができました。
新品キートップからパンタグラフを外す手順
①キートップ下部の左右の爪から外す:下側にマイナスドライバーを入れて、慎重にひねると案外簡単に外れました。
②キートップ上部の貧弱そうな爪を外す:爪と爪の間の中央部分下部にマイナスドライバーを入れて、爪に対して軸を垂直に持ち上げるように慎重にひねると外れました。
新品キートップを本体側パンタグラフに取り付ける手順
①外したときと逆に、キートップ上部の爪からはめ込みます。このときキートップはやや角度がありますが、パンタグラフの軸に対して爪を垂直にはめるイメージで、勇気を振り絞って押し込みます。
②キートップ下部をややこねるようなイメージで「パチっ」と音がしてはまれば、しっかり固定されて完了です。
3.VAIO Zキーボードの注意点
今回、自分でVAIO Zのキートップ交換を行ってみた感想です。
同じキー入力の耐久性
DTMで音楽制作など、キーボードショートカットの操作が多いと、どうしても決まったキー入力操作が多くなります。
VAIO Zのキートップの構造から、樹脂製のパンタグラフ型のため、キーの打つ角度や強い衝撃には、やや心配が残ります。
キートップ1個の価格
1個1000円超を高いとするか安いとするか?
僕は、メーカー製だし、2000~3000円とかそれくらい覚悟を決めていてたので、思っていたよりも安く修理できたなと感じます。
キーボード修理が高額
PC修理屋さんとかに出すと、10000円近い修理代だったりという場合もありうるのが、ノートPCの一体ものキーボードのデメリットかもしれません。
機会いじりに慣れていない方だと、精密な部品が多いので、何かの拍子にさらに破損させてしまうことも考えられます。
自分での修理に不安な方は、プロにお任せしてしまったほうが、案外、気分が楽かもしれませんね。
どうしても、DTMで音楽制作していると、機材周りでのトラブルが発生してしまうことがあります。
でも今回は、たまたま楽に部品を自分で交換することができたので、とてもラッキーでした!