DTMを始めるといずれは避けては通れない「コード理論」
このコード理論のお勉強に超絶オススメデキるのが、「そうだったのか! コード理論 コードはパズルだ!!」
これは画期的です!
恐らく、5回読み返すと、コード理論の大部分が理解できるのではないでしょうか!
図解も多くサクサクと読みやすいです。
1.「そうだったのか! コード理論 コードはパズルだ!!」の核心
キャッチコピーにも表現されているように、
コードを『パズル』として考え、わかりやすく、楽しく紐解いていく。
本書で一貫されているのが、
難しい音楽用語はできるだけ噛み砕き、鍵盤とギターの双方を問わず、幅広いミュージシャンに対応できる表現になっている。
コード理論では必ずといっていいほど登場してくるのが、「度数表示」なるもの。
音楽理論アレルギーの人は、これを聞いただけで拒絶反応が起きてしまうのではないでしょうか(笑)
でも大丈夫です!!
この「そうだったのか! コード理論 コードはパズルだ!!」では、そもそも度数表示てどうやって確認するのよ?
ってところから噛み砕いてくれてます!
しかも、文字サイズも大きめで、児童書なんかよりよっぽどサクサク読めてしまいます!
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2.3つの音を組み合わせてコードを作る
3つの音を和音として鳴らす。
コード理論がわかっている人からすると至極当たり前なことを、「これでもか!」というほど、懇切丁寧に解説してくれます。
メジャーコードひとつにしても、「こんなに噛み砕くの?!」というほど噛み砕かれてます。
なので、メジャーコードとマイナーコードの違いについても、本書を読み終えたあとなら、だれでもわかりやすく説明することができるでしょう。
「とにかく困ったら鍵盤の数を数えればなんとかなる!」精神に溢れています!
そんなところからも、入門者に懇切丁寧です。
3.コードの4和音もしっかり解説してくれてます!
完全入門者向けと思いきや、しっかり4つの音でのコードも丁寧に解説してくれています。
4つのコード構成音で作られるコードをセブンスコード(7の付くコード)と呼びますが、ここらへんも抜かりありません。
セブンスコードは、広くコード進行パターンを理解していく上で、大事な大事な入り口になるので、その理解はとても重要です!
CM7とCm7の違いも明らかになります!
この章もクリアすると、「ほんとコードって単なる記号だな」くらいに思えてきます。
コード理論が苦手な人も、諦めずに繰り返し読み返してほしい部分です!
4.長調と短調のダイアトニックコード
実際の音楽現場では、単にコードの鳴らし方を覚えていても、ダイアトニックコードに基づいた「コードの機能」を理解していないと、ほとんど実践できません。
しかし、ちゃんと「そうだったのか! コード理論 コードはパズルだ!!」では解説してくれていますよ!
そして、超絶わかりやすく!!
いままで楽曲コピーをしてて、なんて難しそうなコードが登場してくるんだろうと疑問に感じていたことが、ここで解決します!
「だから、○dimとやらが出てきてたのか!」とか目から鱗が何枚こぼれるの~~!
という感じです。
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5.もれなくテンションコードについても触れています!
あの○69とか○b9とか○#11みたいな、アレです。
でも「とにかく困ったら鍵盤の数を数えればなんとかなる!」精神で、なんなくあっさりと片付けてくれます!
「えっ!!コードってこんなにも単純でシンプルだったの~?!」
と、感激してしまうでしょう!
積年の疑問点もしっかり解決してくれます。
6.「そうだったのか! コード理論 コードはパズルだ!!」の惜しい点
あくまでも基本的なコード理論の理解に重点が置かれている
これくらいでしょうか。
コードプログレッションといって、実際のコード進行パターンについては、より専門的な本だったり、自らコピーして引き出しを広げていくことになります。
でも、まずは基本的なコードを鳴らすことができないと、いつまでたっても機能的にコードを組み合わせていくことができません。
まずは「音楽活動」の土台作りとして、「コード理論の理解」は必須です。
まれに感覚(センス)だけでいける天才もいますが、この記事を読まれている時点で(厳しいですが)あなたは凡人です。
「急がば回れ」という格言があるように、自分の目指す目的地があるのであれば、変にショートカットしようとせず、必要なことを血肉としながら前進することが、結局のところ近道になります。
「魔法の杖」なんて存在しません!
しかし、自ら努力して得た「知識」「経験」は、なによりも大いなる武器になります!!
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